私が5年間、パン工場で働いて気付かされた上司のありがたみ

私は、5年前の夏に仕事を探していたら見つけた、某大手製パン会社に派遣社員として仕事に就きました。

今の仕事に就いたきっかけは、土地勘のある場所だし、製パン会社に派遣される前にも食品工場で勤めていたから、という理由と生き別れた息子の通学路が、通勤ルートだから、息子を見守りながら通勤したいという親心からでした。

20代前半の頃から今の仕事に就くまで、何度も転職を繰り返してきたので、30代が間近にせまっていたこともあり、そろそろ年貢の納め時だと思い、今の派遣会社に落ち着きました。

でも、まさかパン工場での仕事が自分の天職だとは思わず、気が付いたら5年もパン工場に勤めていました。

今では私が一番勤務歴が長く、新人派遣の指導係を上司に任される程になりました。

仕事のやりがいは、お客様からパンを食べた感想を手紙やメールで頂いた時や、買い物をしていて、自分の会社のパンが陳列棚からお客様が手に取って籠に入れた時に仕事のやりがいを感じます。

新人の指導をして、1日を終えた時に新人さんに感謝された時にもやりがいを感じます。

新人さんは、初めてで、右も左もわからず、心細い思いをしているから、少しでも寄り添い不安を払拭してあげるのも、指導係の役目です。

仕事で大変だったことは、食品関係なので、毛髪や身だしなみには大変シビアで、初めの内は毛髪をいかに帽子の中に納め、帽子の外にはみ出さない様にするかという課題に直面しました。

しかし、その課題もSNSでまとめ髪のヘアスタイルを作る動画を見るなりして、解決しました。

今の私のトレードマークである、サイド編み込みとシニヨンは、研究の結果この髪型なら帽子から毛髪が出にくいということで、仕事の時のヘアスタイルになっています。

あと、着替えを新人さんに教える際、新人さんが、ヘアピンやゴムを持って来なかった時は、ヘアピンやゴムを私が用意したものを分けたりして、毛髪が一本も出ないように指導することも大変ですが、いい商品を作る為には、妥協をしたくないので身だしなみは、きちんと指導します。

新人の指導は大変ですが、それもひっくるめてやりがいだと私は感じています。

上司については、私の勤めている工場はエリート揃いで、鼻持ちならない上司が多いと思われがちですが、意外にもそんなことはありません。

私と年の近い上司が多く、何でも話しやすく、色々な相談にも乗って下さります。

私の指導係を勤めていた総務の上司に至っては、私の勤務初日には自分の仕事があるにも関わらず、自ら作業服に着替えて、作業服の着方や現場への入場手順まで教えて下さいました。

次の日も、同様に自ら作業服に着替えて、行った事がないラインに私が配属された時は、一緒にラインまで連れて行ってくれたり、聞き慣れない商品名について質問すると、わかりやすく説明して下さいました。

毎回違うラインに私を配属させたのは、ライン毎に作業内容が異なる為、途中で別のラインからの応援要請に対応できる様になって欲しいという指導係の上司の優しさでした。

指導係の上司には、感謝してもしきれません。

その上司がいらっしゃらなかったら、5年も勤められませんでした。

現場の上司たちも、物腰が柔らかく、優しい方々ばかりで、指導係の上司が居ないときは私の指導係を買って出て下さったので、慣れない仕事をしていても、的確なアドバイスを頂けたので、安心して仕事を覚えることが出来ました。

労災を起こしてしまった時も、初めての労災で気が動転していた私を、冷静に宥め、総務に連絡した後に、労災での病院の受診の仕方や、書類の書き方や提出の仕方等を教えて下さいました。

製造のトップである、統括は豊富な経験から、私達の悩みを次々と解決していき、仕事がしやすい環境を整えていきました。

そして自ら現場へ出向き、機械の調子を見にきたり、危険箇所があれば、部下に指示を出しながらも、自ら危険因子を取り除いていきました。

私が、現場で熱中症になりそうになっていると扇風機を持ってきて、回して下さり、体感温度を下げて仕事がやりやすいように工夫して下さいました。

その姿は正に製造のトップの鑑と言っても過言ではありません。

悪い上司は、ろくに指示も出さず権力を振りかざすだけ、振りかざし、派遣に対して威圧的に接してくる上司です。

しかも人によって態度を変えるので、凄く厄介な存在でした。

その上司だけは、工場で浮いていて、製造の幹部たちからも鼻つまみ者にされ、他所の工場へ応援という名目で飛ばされていき、正直ざまあ見ろと思いました。

他にも、仕事もろくにしない素行の悪い女子社員を放置し、一緒になって喋って仕事をサボっている上司もいました。

素行の悪い女子社員が、仕事サボっているせいで、他の従業員に皺寄せが行っているのに、それを注意もせずに放置し、一緒にサボっているのは上司の風上にも置けません。

結局、素行の悪い女子社員は、他所のラインのパートのおじさんとトラブルを起こし、謹慎処分になり、次から次へと余罪がゴロゴロと出てきて、謹慎が明けて、数ヵ月後に依願退職しました。

それから、その女子社員を放置していた上司は、上から〆られ、数ヵ月まともに仕事をするようになりました。

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